Encoding –Object
2019 フォトフレーム、鉛筆、テープ、ホッチキス針、デグス、カラーステッカー、インク、消しゴム、付箋紙 245×245mm(8点)
一単位の物を平面にして、その内容に相応するキャプションをつけた作品です。 「エンコーディング」とは、「データを一定の規則に従って、目的に応じた情報に変換すること」を指します。デジタルデータを扱う際に使う単語ですが、私はリアルの空間に物理的に存在している物のエンコーディングを試みました。 しかし、「鉛筆 一本」と書いてあるキャプションがあっても、そのエンコーディングした物は、まだ「鉛筆 一本」でしょうか。キャプションの正確性を検証することは難しいですが、私が考えているのは、データを変換する上で、必ず何かを失うということです。